コンパスグループ・ジャパンでは、すべての人々にとって持続可能な未来を築くために、食材の調達からお客様への食事のご提供、さらに食品ロス削減やアップサイクルに至るまで、あらゆる段階で環境に優しい取り組みを行っています。

サステナビリティは自然に達成されるものではなく、私たちの継続的な取り組みがあってこそ実現されるものであり、コンパスグループの文化の要になっています。

コンパスグループのサステナビリティ戦略

私たちは、食への深い情熱をもち、責任ある調達を推進するとともに、効率的な食品ロス削減を実現することで、社会にインパクトをもたらします。
私たちの事業活動に具体的な目標を設定することは、サステナビリティへの貢献度を可視化し、それを継続的に推進するために不可欠です。 
これが、私たちのプラネットプロミスです。

・2050年までにネットゼロ達成

・2030年までにカーボンニュートラル達成(スコープ1+2)

・2030年までに28%削減達成(スコープ3)

・2030年までに食品ロス50%削減達成

・2025年までに地域調達率25%達成

サステナビリティレポート 2023

サステナビリティ方針のプラネットプロミスに基づき、持続可能な社会の実現に向けた様々な取り組みをまとめ、サステナビリティレポ-ト2023「サステナビリティの推進を共に」を発行しました。

今年度も、意欲的な気候変動対策目標に向け、地球規模での環境負荷低減や環境保全に貢献する活動をご紹介します。

なお、オリジナル英語版については、コンパスグループのグローバルサイトよりご覧ください。

サステナブルな取り組み

持続可能な農業を実践する生産者からの調達、心と体に優しい栄養バランスのとれた食事のご提供、食品ロス削減や環境負荷の軽減に向けた様々な工夫、さらに廃棄されるはずのものに新しい価値を生み出すアップサイクルなど、すべてのプロセスにおいてサステナブルな実践を追求しています。

持続可能な開発目標(SDGs)

国連総会で採択された17つの持続可能な開発目標のうち、私たちの事業活動と深く関連する9つの目標を重点的に掲げ、これらの実現を通して持続可能な社会の構築に貢献します。

責任ある調達

コンパスグループは、社会的責任の観点から適切に調達し、主要な食材や製品については倫理的な取引基準を満たす認証された商品を購入しています。

サステナブル・シーフードの導入

コンパスグループの方針のもと、過剰漁業や環境破壊に繋がらない方法で漁獲、生産された水産物の調達と提供を推進しています。 サステナブル・シーフードの提供を通じて、お客様と共に持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいます。

現在、世界の魚介類の需要は増加の一途をたどり、水産物の生産量は2030年には1870万トン、1961年から約70年間で4.7倍となる見込みです(*)。生産量の増加にともない環境に及ぼす影響への懸念も高まっています。コンパスグループでは、「持続可能性に配慮した水産物の調達方針」を定め、持続可能な生産(漁獲・養殖)がなされ、加工や流通過程において適切に管理され、トレーサビリティが確保されている、認証された水産物の調達と提供を強化しています。
*GSSI資料による

BAP、ASCおよびMSC認証商品

環境に配慮した責任ある養殖に対する認証プログラムASC(水産養殖管理協議会、Aquaculture Stewardship Council)や、持続可能な漁業に対する認証プログラムであるMSC(海洋管理協議会、Marine Stewardship Council)の認証、世界水産物連盟(GSA: Global Seafood Alliance)によるBAP(Best Aquaculture Practices、最良の養殖事業)を取得した水産物を積極的に調達し、社会的責任のあるサプライチェーンを確立することを目指しています。

世界水産物持続可能性イニシアチブ(GSSI - Global Sustainable Seafood Initiative)

GSSIは、水産業に関する企業、NGO、政府、専門家による国際組織であり、漁業や養殖業を審査する認証プログラムが、国連食糧農業機関(FAO)の「責任ある漁業のための行動規模(Code of Conduct for Responsible Fisheries)」や「水産物エコラベルのガイドライン」(Guidelines for the Ecolabelling of Fish and Fishery Products from Marine Capture Fisheries)」を満たしているかを確認する役割を果たしています。コンパスグループは、2021年よりファンディングパートナーとしてGSSIに参加しており、「全ての人にサステナブル・シーフードを」のビジョンの実現を目指しています。

プラスチックフリー

私たちは、安全性を確保するうえで包材が重要な役割を果たしていることを理解しつつ、環境への配慮を重視したカトラリー、食器や包材の導入を積極的に進めています。紙製、木製、バイオマス製などの素材を採用することで、脱プラスチックフリーを実現し、よりサステナブルな選択肢を提供しています。

森林破壊防止

私たちは森林破壊や土地転換を伴わないサプライチェーンの構築に取り組んでいます。持続可能なパーム油や、エシカル消費認証を受けた
コーヒー、紅茶などの調達を引き続き促進していきます。

アニマルウェルフェア

グローバル・サプライチェーンにおける畜産動物の福祉は、責任ある調達戦略を遂行する上で重要なポイントです。また食品の購入において、特に、産地と品質は、重視される検討事項です。

ケージフリーエッグ

コンパスグループは、100%ケージフリーエッグの調達に向けて取り組んでいます。

環境にやさしいオペレーション

食品ロス削減

2030年までに食品廃棄物を50%削減するというグローバル目標のもと、食品ロス削減を最優先課題として取り組んでいます。

現在、全世界で生産される食品の約1/3が廃棄されているという現実があります。

私たちは、食品ロスを削減するために、その量、内容、原因などを計測・記録し、モニタリングを行っています。これにより、削減活動の効率化を図るとともに、データの可視化を通して予防策を講じることが可能となりました。

リーンパストラッカー

日本を含め、アジア太平洋地域のコンパスグループの各国では、リーンパス社が開発したトラッカーを順次導入しています。

このトラッカーにより計量データがリアルタイムで確認でき、CO2削減や節水効果など、環境への影響も数値化することができるようになりました。

ストップ・フード・ウェイスト・デー

アメリカのコンパスグループが2017年に立ち上げた、ストップ・フード・ウェイスト・デー(SFWD)は、バリューチェーン全体での食品ロスを減らし、再利用を促進することを目的とした教育と啓発活動を行うキャンペーンです。

SFWDには、日本を含むグループ40カ国以上(*)が参加し、独自の活動を通して食品ロスに対する意識向上に貢献しています。

また、40か国のシェフが考案したレシピを掲載したSFWDクックブックも発行され、日本からは野菜の種も使用した「Japaneseタコス」が紹介されています。

*2023年4月時点

アップサイクル - Coffeeloop

「コーヒーループカップ」は、廃棄されるコーヒーかすを原料として製作されました。

多くのエシカル商品が輸入品である中、すべて国内で生産されることで、輸送中に発生するCO2の削減にもつながっています。

また、コーヒーかすの収集や運搬に、障がい者の方々にもご参加いただくことで、インクルージョンの推進にも貢献しています。

インクルージョン

コンパスグループ財団

コンパスグループ財団は、教育とイノベーションを通して人々の生活を向上させ、各コミュニティにおいて食の未来に重要な役割を果たすための支援を行うというミッションの下設立されました。

雇用機会の創出や地域サプライヤーの支援、緊急支援の提供など、様々な社会活動に貢献しています。

また、コンパスグループが事業を展開している国々で助成活動を行っており、日本では初の助成案件として、医療的ケア児も受け入れる保育施設や保育士の増加を目指す認定NPO法人フローレンスの活動を支援しています。

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